相手の不完全を受け止める勇気

相手の不完全なところ(失敗したり、準備が足りなかったり、思いやりが足りなかったり、言い方が悪かったり、自分の責任を振り返らず相手のせいにしようとしたり、課題の分離が出来ておらず介入しようとしてきたり)を変えようとするからこそ、なかなか上手くいかずなかなか気付かず変わろうとしないと、次第にイライラしてくる。なんであいつは〜と不満が溜まる。

 

相手が不完全であるが故に被る被害があるならなおさらの事だろう。

 

その時は、

・課題の分離

相手がより建設的な成長をしたいと感じるか、気付くか、しようと努力するかは相手の課題であって自分の課題ではない。だから、変わらずに今のままで居る事によって周りから人が離れていったり、誰からも相手にされなくなったとしても、それはその相手が引き受ける結末。

・被った被害について、自分が捉えている因果関係を明確に提示して請求しよう。例え「がめついやつ」と思われようが、「冷たいやつ」と思われようが、「うるさいやつ」と思われようが、「めんどくさいやつ」と思われようが、それを請求する事が、相手が反省するキッカケを作る事にもなるかもしれないのだから。

・請求する際にはアサーショナルな言い方に努める

・その時には「バトナ」を持とう。請求に応えられなかったとしても納得出来る妥協点を予め自分の中に用意しておく事で、しつこい言い掛かりや言い方が過激になったりせず、さっくり引くことが出来る。(例えば、自分の提示した因果関係を納得出来ないのであれば、そういう人とは付き合いたくないから、他の方と取り引きする事に変える。あるいはそもそも取り引き自体を諦める。など。それらを言った時に「卑怯」だとか「冷たい」だとか「厳しい」だとか色々な批判を相手はしてくる。何故なら自分の都合の良いような取り引きをしようとする人で、自分が自らを顧みようとしない人なのだから、何か要望が自分の思った通りの条件で満たされない時にするのは、自分の魅力を振り返ったりさらに改善したりする事ではなく、「いかに相手が悪いのか」批判する事などの嫌がらせによってなのだから。)