絵を描く事と自分らしくあること。

みんなはどんな絵が好きだろうか。

また、みんなが絵を描こうとした時にはどう描くだろうか。

 

自分自身、絵を描こうとすると、「上手く」描きたいと思う。

その結果何をするのかというと自分の場合、「限りなく写実的であろうとする」。

 

写実的である事が、「写真と見分けのつかない状態の事」を上手いと思っている。

 

でも休職を経て、「自分らしさ」のついて考え直すきっかけを得た自分は、

「まっさらなキャンパスを目の前にした時に、自分の心が感じるままに描けるようになってみたい」と強く思った。

 

遠近法だとか印象派だとか、絵画に関しては全く浅はかな知識しかないけど、

「絵を描こう」とした時に色んな技法を学ぼうとはしないだろうか。

 

描く対象に多少の個性が現れていたとしても、

それは「その技法の体現」をしただけであって、

「あなたという人間だからこそ描いたモノ」ではないと思う。

 

この辺りの心理は、物覚えがつき始めた頃から圧倒的な写実的な絵画を描いていた事に

深くコンプレックスを抱き、やっとそれを抜け出して描けたピカソにも

似たような心理的な動きがあったんじゃないかと思う。